AE86のエアコンを自力で修理してみた1

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俺のAE86にはエアコンがついているのに動かない。
レトロフィットもされているのに勿体無いし暑いなと思いながらもう4年目。
素直に金を払って直したらえらい金額になりそうなんで自力で修理してみた。
修理前の状態は以下の通り
・コンプレッサーはロックしておらず手で回る→コンプレッサーは根本的に壊れてるわけでは無さそう
・真空引きしてもリークしない→配管の漏れは無さそう
・エアコンをONにするとアイドルアップする→ガスは多少入ってるらしい
・エアコンをONにしてもコンプレッサーが回らない→電磁クラッチの故障っぽい
ということで上記の症状が当てはまる人は今回の修理方法が参考になるかもしれない。


電磁クラッチがおかしいということで、まずは電磁クラッチに12Vを直結してみたがクラッチはONにならなかった。
おかしいと思って電磁クラッチの電極にテスターを当てると導通なし。
電磁クラッチのコイルがどこかで断線しているらしい。
ということで修理の方針は
『電磁クラッチのコイルを巻き直せば直るかも』
に決まった。
まずはコンプレッサーから電磁クラッチを外す作業からスタート。
俺はコンプレッサーから配管を外さずに作業を行ったけど絶対に外してコンプレッサーごと車から外してしまったほうが楽だったと反省。
配管を外さずに作業をした理由は、事前に交換してあったレシーバータンクとエキスパンジョンバルブに湿気が入るのが嫌だったから。
しかしそんなのゴム栓とかしておけば良かったわけだし、そもそもまずクラッチが生きてるかを確認してからレシーバータンクとかを交換すれば良かったかも。
コンプレッサーから電磁クラッチを外すには、まずクラッチの12mmのセンターナットを緩める必要がある。
このときの回り止めにはベルトレンチを使った。
ナットを外すとクラッチの摩擦盤みたいのが取れる。
俺の場合ナットを外した日は摩擦盤が軸と固着してるのか外れなかったんだけど、一日車を走らせたら振動で緩んだのか簡単に外れた。
次に写真のスナップリングを外してプーリーを外す。

この為だけにホームセンターでスナップリングプライヤーを買ってきたけど60mm用では開きが微妙に足りなくて苦労したんで、これから修理する人はもう少し大きいのを買ったほうがいいと思った。
プーリーを外したらもう一個スナップリングがあるからそれを外してやっとコイルが外れる。
このとき、車載状態での作業なんで写真のように鏡を使ったりコンプレッサーを引張り上げたりが必要になる。


そしてラジエターシュラウドは作業の邪魔なんで撤去が必要。
シュラウドを外してみて分かったけど、なんか無いほうが見た目がスッキリしてていい。
この状態で走行会に行ったんだけど水温は別に平気だったからいまだにシュラウドはつけてない
コイルから出ている配線は、配線を固定しているネジが固着していたのでニッパーで切断した。
コイル巻き直し作業は明日アップ予定
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