「それってMP3ですか?」と聞かれる現実

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新型のiPodが発表された今日この頃。こんなことがあった。
電車でお出かけした時にMuvoで音楽を聴いていたら、隣に座ったiPod持った女性の彼氏らしい人に「それってMP3ですか?」と聞かれた。


こういうことは良くある。
ある友達は「MP3買ったんだ。MP3だとノートより容量多いでしょ。」、またある友達は「俺もMP3欲しいなー。」と。
彼らはMP3というファイル形式の存在を知らない。
音楽を入れて持ち運べる、CDでもMDでもカセットでもないその機械のことをMP3だと思っている。
パソコンを良く使う人から見れば「そういう人たちは極端にパソコンに疎い人なんだろう。」と思うかもしれない。
しかし、実際は「iPod」は知っていても「MP3」という単語は知らないなんていうことは普通である。
結局、付属のソフトでエンコードしてプレイヤーに転送してしまえば、MP3が何であるかなんていうのはどうでもいいのだろう。
CDやMDの仕組みを別に知らなくてもいいのと同じことかな。
余計なことを考えないで使えた方が一般ユーザにはいいんだろう。
そんな中、MP3プレイヤーを買おうかなと思っているパソコン1年生な友達が「下調べとして自分でMP3のエンコードしてみたい。」と言い出し、最近では「同じビットレートならWMAの方がファイルサイズが小さいんじゃないの?」とか「他にも形式あるの?」とか聞いてくるようになって、こういう人は後々得するんだろうなぁとちょっとした親心を抱いたりした。
ビバMP3。
電車の彼に「あー、そうですよ。クリエイティブっていう会社のMP3プレイヤーです。」と答えたら、「MP3ってiPodだけじゃないんですね。どうも。」と言われた。
「ははは、そうなんですよ。」と愛想笑いしておいた。