x264patch.702での–fpel-cmp satd テスト
- 2007.12.02
- レビュー
まず使ったのがseraphy氏のx264patch.702のx264.auo
実験対象はD.Gray-man 第60話
ついでにスレッド系のオプションとAQも実験
基本設定は
--crf 20 --ref 3 --mixed-refs --no-fast-pskip --bframes 3 --b-pyramid --b-rdo --bime --weightb --direct auto --subme 7 --trellis 2 --analyse p8x8,b8x8,i4x4,i8x8 --8x8dct --me umh --threads 2 --thread-queue 3 --progress --no-dct-decimate --no-psnr --no-ssim
この状態で
174,097,303バイト
--threads 1
に変更して
173,902,944バイト -0.112%
ただしCPUがCore2Quadなので2と比べると50%くらい処理時間が増えた
--fpel-cmp satd
を追加
173,042,626バイト -0.606%
30%ほど処理時間が増えた
--thread-queue 4
に変更
174,169,987バイト +0.042%
増やしすぎても効率が落ちるので2か3がいいみたいだ
--aq-strength 1.1 --aq-sensitivity 15
を追加
323,462,579バイト +85.794%
暗部のブロックノイズに効果があるようだけど
このファイルサイズはありえない
結論を言うと--fpel-cmp satdは処理速度低下の割には効果が薄い
--threadsも確かに少ないほうが効率は上がるがほとんど変わらないので処理速度が最速になる設定にするのがいい
--thread-queueは2か3がいい
--aq-strength --aq-sensitivity は数値を調整して再実験するつもりだけど効率的には厳しい感じ
ちなみにここでいう効果とはファイルサイズと画質の効率
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